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渋谷にあるシアター・イメージフォーラム。
ここでタクミくん映画を観るのは、『虹色の硝子』をはじめて観た三年前の春から数えてこの日でちょうど10回目。記念すべき10回目はまさかの卒業後にマオちゃんとだいちゃん揃っての託生&ギイ&監督による舞台挨拶となりました。



2012年12月1日、21:00の回上映前舞台挨拶。
MCはお馴染みみきぴーことビデオプランニングの三木プロデューサー。
下手側からマオちゃん、だいちゃん、横井監督の並び。これもいつもどおり、ですね。


まずは最初のご挨拶。マオちゃんからです。「夜分遅い時間に…あ、まだ9時か」と自分でつっこんでおいて「ぼくにとっては遅い時間です」といきなり一人上手(笑)。マオちゃんがタクミくんを最初に演じたのは17歳の頃で、そして今は21歳になって、「立派にお酒も飲めるようになったし、立派にヒゲも生えるようになったし、それもすべて皆さんのおかげです」と、笑いも交えたなかなかに上手い挨拶をしてみせたので、横のだいちゃんからまた腕上げたな~って腕をポンポン叩くジェスチャーを貰うマオちゃん。Pure初日舞台挨拶を思い出します。

続いてだいちゃん。マオちゃんに「夜分遅く?」とネタかぶせて振ると、「十分遅いです」とマオちゃんが断言(笑)。まさかまた皆さんに制服姿をみせることになろうとは…なんて言うだいちゃんに横から「もう30ですよねっ」とうれしそうに突っ込むマオちゃん。ここのところずっと鉄板のだいちゃん年齢いじりですね。そしてすかさず「おめでとうございまーす!!」とマオちゃん。会場からもおめでとうコール&拍手です。それを受けて「…30になって制服を着るとは思わなかったです(笑)」と照れながら苦笑いのだいちゃん。ちなみに横井監督は最後の舞台挨拶があるということでお昼間にごとーせんせーから会場は熱気ムンムンでしょうね、といったメールを貰ったそうです。


ひととおり挨拶を終えて、みきぴーが監督にextended ver.が作られた経緯について尋ねました。監督によると、青空公開後に劇場版を観たファンの方々から「『あれ?ここが無いぞ!』といろいろご指導いただいた(笑)」らしく、劇場での上映は90分以内に収めると決めていたので劇場版では入れられなかった部分があったけど、今回は撮ったものを出来るだけそのまま観ていただけるようにして、それをDVDBOXを作る上でファンの皆さんへのプレゼントとして送り出したのがextended ver.だそうです。

…重箱の隅を突っつくうるさいファンで本当にスミマセン、監督(;^ω^)


みきぴーからの次の質問は「タクミくんシリーズは自分にとってどんな作品ですか?」

マオちゃんは、虹色は自分にとってはじめての映画はじめての主演だった。17歳から長いようであっというまだった。握手会の会場に流れていたメイキング映像で虹色の撮影風景をみて(自分は)あんなに緊張してたんだ、初々しいなあって自分でも思ったそうです(笑)。そして「結論を言うと、『宝』です」とはっきり言ってくれました。「やれて本当によかった」とも言ってくれました。

だいちゃんは、「崎義一と葉山託生になりきらないと原作ファンの皆様に認めてもらえない」という思いでやったんだそうです。ファンの皆さんの支持のおかげでここまで続いた。自分たちの努力はたいしたことない。監督やスタッフさんの力で、タクミくんシリーズは日本だけでなく世界でも支持されている。そのことにびっくりして感動している、みたいに言ってました。確かについ先日までの海外でのお仕事で、タクミくんの影響力を目の当たりにしてきたところですもんね。

監督は、BOX用の新規メイキング映像を編集しながら虹色のマオちゃんをみてやっぱり「ああ、初々しいなあ」と思ったそうです(笑)。監督自身も虹色をやったときは初々しかったし、右も左もわからなかった。これだけ続くとはまるで考えていなかった。ここまでたどり着けたのは皆さんの声援があったからこそだとそんなふうに言っていました。


そしていよいよ、本当に最後の最後のご挨拶。

マオちゃんは、一年前に仙台でだいちゃんと二人でみんなに最後のお別れをしたけど一年後また二人で制服を着て挨拶が出来てうれしいと語り、握手会でファンのみんなからタクミくんを演じてくれてありがとうとか制服姿をみられてうれしいとか言ってもらったことも凄くうれしかったそうです。「これでお別れだって泣くひとがいますけど、DVDがあるので、寂しいときは何度も何度も見返してください」そんなふうに言ってくれました。

このマオちゃんの言葉でわたしはもう我慢出来ずに涙がポロポロ零れ出しちゃいまして、わたしの隣のひともその隣のひとも多分泣いちゃってて、それをみきぴーにみつけられて「あそこで泣かれている方、いますね」とマイクオフで振られる始末。そしたら次に挨拶するだいちゃんに、「泣くんじゃないよ!!」って一喝されました(笑)。「なんか永遠の別れみたいになっちゃってますけど、自分らはこの世にいるんで!!」とだいちゃん。マオちゃんも「死にません!!」と乗っかってきました。

だいちゃんは「制服を脱ぐだけですから!!」と、お別れムードにしんみりする場の空気を笑わせることで盛り上げます。原作が好きで実写に関しては否定的だったひとが、マオとオレがやってるのを観て凄く感動したと言ってくれたのがだいちゃんはとてもうれしかったそうです。そしてお約束の、「DVDというものがありますから」画面のなかでは皆さんいつでもに会えるから、と。「タクミくんシリーズを愛してくださりありがとうございました」そう言ってしっかり締めくくりました。

監督のご挨拶は、「いつも浜尾君と渡辺君が制服を着てるので今日はジャケット着てきた」とか「馬場君の着たらこんな(袖が長すぎる)になっちゃう」とか「滝口君のならちょうどいいかも」とか言って会場の雰囲気をなごませてから、「(DVDで二人の託生とギイに)いつでも、会えるので」と言うと、「監督にはメイキングで会えますね」というだいちゃんの言葉に「僕はいいです(笑)…作品に僕の心が入っているので」と綺麗にまとめてくれました。


最後、会場下手のドアから退場するとき、みきぴーが「これが本当の見納めです。目に焼き付けてください」とかファンに言うのを聞いて、だいちゃんが制服の襟を掴んで「脱ぐからね!!」と叫んで去って行ったんですね。その言葉通り、ブログ記事で脱いだ祠堂の制服ジャケットをイメフォの壁に押しつけて写真撮ってただいすけ…お前は山口百恵か。←世代がバレる(笑)



二人と監督が降壇したあとでみきぴーが、「タクミくんシリーズを映画館で観られるのはこれが本当に最後になると思います」と言っていたのがわたしには印象的でした。嗚呼もう本当にタクミくん映画を作るつもりないんだなあと。去年の青空仙台上映会の最後のみきぴーの言葉からもそのように受け取っていたのですが、一年経ってあらためてその思いを新たにしました。監督のメッセージレターからもそう感じました。そして、安堵しました。『あの、晴れた青空 extended ver.』で映画版タクミくんシリーズは完結。このまま最高に綺麗な形で終わらせてほしい…。

それがわたしの最後の願いです。
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